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2002/08/01
ARF(アセアン地域フォーラム)閣僚会合等の結果を受けて(談話)
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民主党 ネクスト・キャビネット
外務・安全保障大臣 伊藤 英成

第9回ARF(アセアン地域フォーラム)閣僚会合等において、テロ対策での結束やNPT体制の強化とともに、朝鮮半島、カシミール情勢など、地域の緊張緩和について真摯な協議がなされたことは率直に評価したい。他方、南シナ海での行動基準策定等で加盟国の利害が対立するなど、将来に向けての課題も多い。今後、地域における一層の信頼醸成と安定のために、一連の会議の成果が着実に実行に移されるとともに、ARF等において、より積極的な協力体制が構築されていくことを望む。

また、2年ぶりに参加した北朝鮮は、各国との会談を通じて、孤立化を避ける対話姿勢を強く示した。今後、米朝協議をはじめ、各国と北朝鮮との対話が促進され、朝鮮半島及び東アジア地域全体の平和と安定につながることを期待したい。

日朝外相会談で、国交正常化を可能な限り早期に実現することで意見が一致し、「人道上の懸案問題」、「局長級会談や両国赤十字会談の開催」について合意したことに一定の評価をしたい。日朝間には、日本人拉致問題、よど号ハイジャック犯や不審船の問題等が山積している。これまでも北朝鮮の姿勢が軟化するたびに、食糧支援等を含め対話を試みたものの、何度も頓挫してきた経緯もある。政府は、北朝鮮の意図を慎重に見極め、諸問題の解決に臨むべきである。

以 上

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