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2002/04/02
パレスチナ紛争の即時停止と対話の再開に向けて(談話)
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民 主 党 ネクスト・キャビネット
NC外務・安全保障大臣  伊藤 英成  

 パレスチナ自治区に対してイスラエルが軍事侵攻を拡大し、シャロン・イスラエル首相が、「戦争状態」と発言する事態となっている。一方、パレスチナ過激派による自爆テロが連続し、アラファト議長の監禁状態が続く中、パレスチナ側も全面戦争も辞さないとの強硬姿勢を取っている。エスカレートするこのような事態に対し、極めて強い危機感を感じる。

 民主党は、このようなパレスチナ情勢を受けて、以下のことを強く求める。

1. イスラエル政府が、先の国連安全保障理事会決議に従い、軍事侵攻を即時停止し、パレスチナ自治区から撤退すること。
2. パレスチナ自治政府は、自爆テロ停止へのあらゆる措置を取る確約を表明すること。
3. オスロ合意を成立させるなど中東和平に深く関与してきた米国は、イスラエル政府に対し、軍事行動を自制するよう一層強く説得すること。
4. その上で、パレスチナ、イスラエル双方が、国連・米国・欧州・アラブ諸国・日本など国際社会による和解に向けた調停努力に協力し、一日も早く対話を再開し、あらためて和平への道に立ち戻ること。

 民主党は、パレスチナ国家の樹立を支持する。日本政府もその立場を明確にするよう求める。いかに困難であっても、政治的・社会的和解なくして中東和平への根本的な解決はありえない。歴史的、宗教的、民族的な要因が複雑に絡んでいることから、日本としても、国連など国際社会での取り組みと共に、NGOなど和解を目指すあらゆる団体の人々と協力しつつ、和平プロセスヘの根気強い努力をしていくべきである。

以 上

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