トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2002/03/12
松尾元外務省要人外国訪問支援室長への判決をうけて(談話)
記事を印刷する

NC外交・安全保障大臣 伊藤英成

本日、外務省機密費流用事件で、詐欺罪に問われた松尾克俊元外務省要人外国訪問支援室長に対し、東京地裁が懲役7年6月の判決を言い渡した。この判決は、あくまで松尾個人の犯罪についての一つの結論であって、この判決をもって一連の外務省関連疑惑の一つが解決されたわけではない。

松尾事件についても全貌が解明されたとは言い難く、外務報償費と官邸との関係についての実態は全く解明されていない。また、松尾事件を引き起こす温床となった外務省の組織や体質の改革も、ようやく緒についたばかりである。さらに、今国会では、北方領土をめぐる杜撰かつ、お手盛り的な支援委員会の支出など、鈴木宗男議員と外務省との関係から新たな多くの深刻な問題が噴出している。

不透明な資金の流れ、閉鎖的な組織、事なかれ主義や隠蔽体質、手前勝手な理屈や意識など、外務省の問題は極めて根深い。民主党は、日本外交再建のために、今後とも、徹底的に外務省の問題点を追及するとともに、改革の進捗状況を厳しく監視していく。

以 上

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.