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2000/04/19
「対象をすべての移動制約者に」堀参院議員バリアフリー法案をただす
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民主党・新緑風会の堀利和参院議員は、19日の参院本会議で質問に立ち、衆院で民主党案を一部取り入れ修正されたうえで可決された交通バリアフリー法案(高齢者、身体障害者等の公共交通期間を利用した移動の円滑化の促進に関する法律案)について質問した。

 堀議員は、「私たち障害をもつ者にとってだれでも、いつでも安全に利用できる、すべての人にやさしい公共交通システムの整備は長い間の夢でした」と強調。

 さらに法案について、(1)対象者を「高齢者、身体障害者等」としているが、民主党案のように妊婦や重い荷物を持った健常者を含めたより広範な「移動制約者」とすべき(2)法案が定める国の「基本方針」や市町村の「基本構想」の具体的改善にあたって、利用者の声はどう反映されるのか(3)「移動制約者」をドア・ツー・ドアで移送する「スペシャル・トランスポート・サービス」について言及がないのはなぜか−−などをただした。

 二階運輸相は、「移動制約者」という用語を使わなくても「(法案が施行されれば)高齢者・身体障害者のみならず、すべての健常者にも利用される。実質的に民主党案と違いはない」と答弁。利用者の声に対しては、「パブリックコメントを実施し、必要なら現状把握に努める」と確約した。

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