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1999/06/15
「男女共同参画社会基本法」成立について(談話)
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民主党男女共同参画プロジェクトチーム
座長  松本 惟子

 本日、男女共同参画社会基本法案が、衆議院本会議において、全会一致で可決成立されました。
 同法については、先に参議院総務委員会において、賛成多数で一部修正の上可決、参議院本会議で全会一致可決され、衆議院に送付されていたものであり、6月11日、衆議院内閣委員会において全会一致可決、本日の本会議において全会一致可決されたものです。

 民主党は、かねてより、実効ある男女共同参画基本法の制定をめざし、取り組んでまいりました。その立場から、2000年世界女性会議を目前にして、同基本法が成立したことは、男女共同参画社会実現にむけて大きな一歩を踏み出したものとして、評価するものです。

 同法については、参議院総務委員会において、わが党が軸となり、新たに「前文」を加える修正が行われましたが、これにより、法律の趣旨、目的、理念がよりわかりやすくなったものと、評価するところであります。

 また、両院の委員会審議を通じて、憲法並びに女子差別撤廃条約の理念に基づき、いわゆる間接差別を含め差別的取り扱いの禁止を図ること、女性への暴力の根絶を明示すること、家庭生活と職業生活の両立支援の充実強化、積極的改善措置(ポジィティブアクション)による政策決定への参画促進、条例制定や基本計画の策定についての地方公共団体への国の支援、苦情処理や被害者救済の実効性を確保できる制度としてオンブズパースン的機能を含め新たな立法措置の検討が求められていることなどが明らかになり、これらについては、付帯決議に盛り込まれました。

 私たちは、今後、国会審議や付帯決議にもりこまれた課題について、引き続きその実現をめざすともに、特に、自治体における条例制定に取り組んでいきたいと考えています。
 また職場、学校、地域などあらゆる分野において現行の諸制度や施策を見直し、女性団体や市民と連携して、男女共同参画社会の実現に取り組んで参ります。

以 上

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