民主党幹事長代理 鳩山由紀夫
われわれはかねてより、和平と空爆停止並びに国連の場における事態の解決を訴えてきた。その観点から、ユーゴスラビアが昨日、和平提案を受諾したことを歓迎する。また、チェルノムイルジン特使、アハティサーリ・フィンランド大統領の調停努力に敬意を表する。
ただし、ユーゴ軍のコソボ撤退やNATOの空爆停止が実現するか、コソボの治安と自治がどのように達成されるか等、今後の課題は多い。今回の受諾をあくまで解決への第一歩と捉え、今後の事態の推移を慎重に見守っていきたい。
コソボの国際監視団や統治機構のあり方については、今後、国連の場で結論が得られることを強く期待する。その際、関係国が面子にこだわらず事態の解決に向けて合意形成を図ることを強く要請したい。
以上
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