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1999/03/24
不審船舶の我が国領海への侵入について(談話)
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民主党 幹事長 羽田 孜

昨日午前、能登半島東方の日本領海に2隻の不審船舶が侵入し、海上保安庁及び海上自衛隊が追跡したが、本日未明、防空識別圏を超えて逃走した。

今回の事件は明確な領海侵犯であり、わが国の主権の重大な侵害に当たる。不審船舶の所属国に対して厳重に抗議すると共に、侵犯者等の身柄引き渡しと謝罪を求める。

事件を未然に防げなかったことは遺憾であるが、今回の事件に対する政府の対応は、現行法に基づく概ね自制されたものと理解する。自衛隊法第82条の「海上における警備行動」を発動したこともやむを得ない。

一方、今回の不審船事件は、情報収集・警戒監視や拿捕能力等の面で課題を残したと言える。今後、平時の警戒・哨戒活動のあり方等について国会の場で真剣かつ冷静な議論を進めていきたい。

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