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1999/03/08
中村法相辞任に関する談話
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民主党幹事長 羽田 孜

 本日、中村法務大臣が辞任した。
 中村氏は、 1.憲法99条の憲法尊重擁護義務に違反して憲法を侮辱し、 2.検察庁法第14条に違反して自らの関係会社に関する個別事件を直接指揮し、 3.公文書を興味本位に長期間にわたって私有する等、『法の番人』である法務大臣としての適格性に欠ける言動を繰り返してきた。

民主党は、今国会冒頭より中村法務大臣の更迭を求めてきたが、参議院での野党の強い辞職要求により進退極まったものであり、時期を失した辞任といえる。

総理は、大臣という重い公職を任命するにあたり、その職務に最もふさわしい見識・能力・品性を備えた人物を任命する義務を負っている。今回あらためて明らかになったことは、中村氏のような人物を法務大臣にした上、更迭もしなかった小渕総理の任命権者としての『不適格性』である。

小渕内閣発足以来、二人もの閣僚の辞任が出たことは、国民の政治への不信感を一層募らせる結果となり、総理の責任は極めて重い。

民主党は一日もはやく国民の意志を代表する政権をつくるため、総理に対し、国民が政権選択を出来る機会を早期に実現するよう、今後も強く解散総選挙を求めていきたい。

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