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1998/12/17
米英両国によるイラク空爆についての談話
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民主党幹事長  羽田 孜

 今回、イラクの査察受入れの外交努力が実らず、米英両国が武力行使に訴えざるを得なかったことは誠に残念であり、アナン国連事務総長の「国連と世界にとって悲しい日になった」との発言に強く共鳴する。
 
 私たちは、大量破壊兵器を開発・使用するいかなる国に対しても断固たる姿勢を貫くという立場から、イラクに査察への全面協力を履行させるには、武力行使しかなかったという米英両国の判断について一定の理解を示す。しかし、本件に関連して、国連での協議が行われているこの時期がぎりぎりの判断であったかどうかについては、今後更に検証を要すると考える。
 
 イラク国民の窮状を改善するためにも、イラクが直ちに安保理決議を遵守し、査察を無条件且つ全面的に受け入れるよう強く求める。
 
また、米英両国がいたずらに空爆拡大を図るのではなく、国連の場を通じて事態の早期打開を図るよう求めたい。

 日本政府は、イラクにとっても世界にとっても不幸なこの事態を打開すべく外交的努力を尽くすべきである。

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