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1998/11/20
日米首脳会談について(コメント)
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民主党代表  菅 直人

クリントン米大統領の訪日を歓迎するとともに、日米両国が国際政治・経済に共同して役割を果たすという前向きな姿勢を両首脳が再確認したことに対し、率直に高く評価したいと考えます。

小渕総理は経済問題における日本政府の対応について大統領に説明しました。しかし、政府の緊急経済対策は構造改革の視点を持たない一時しのぎの対策であり、近い将来、日本国民のみならず米国や国際社会の批判を招くおそれがあると危惧します。

 民主党としては、先に提案した『構造改革につながる景気・雇用対策』や一連の金融健全化対策で主張してきた通り、政府案に対する質の高い対案を示すことによって国際的貢献を果たして行きたいと考えています。

首脳会談では北朝鮮の核関連施設疑惑やミサイル開発問題についても話し合われたとされていますが、北朝鮮情勢は日本の安全保障にも極めて重要な影響を与える要素であり、日米韓が緊密な連絡を取り合って対応することを望みます。

クリントン大統領も指摘したように、「強い日本」を取り戻すためには痛みを覚悟してもこの国のシステムを変える勇気を持たなければなりません。日本をポジティブに変えることができるのは真の改革路線を掲げる民主党であるとの確信の下に、私たちの主張を引き続き国民のみなさまに、そして国際社会に訴えて行きたいと考えます。


以上

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