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1998/10/29
中島代議士の逮捕について(談話)
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民主党幹事長 羽田 孜

本日、自民党の衆議院議員、自民党群馬県第3区支部長の中島洋次郎氏が、政党助成法等の違反容疑で逮捕された。政党助成法制定以来はじめてのケースであり(現職国会議員の助成法違反は)極めて遺憾である。
 
政党助成金は、政治資金規正を推進し健全な政党活動を育成するために国民の税金をもって交付されるものであり、先の政治改革においては選挙制度改革、政治資金規正法改正と並ぶ柱であった。
今回の事案は、政党支部に交付されていた助成金が流用され、使途報告に架空の領収書を使用し虚偽の報告を行っていたものであり(支部長である中島代議士の責任は免れず)、助成法、政治資金規正法の違反行為は既に明らかになっていると考える。

政治改革の大きな柱のひとつは、政治資金の浄化であり、連続して発生する政治家とカネにまつわる不祥事が政治不信を高めていることに関して、政党・政治家が襟を正して厳正な対応をめざすことにある。その本旨から逸脱し、税金による交付金を不正流用するなど、それに直接議員が係わっていたとするなら、政党助成制度自体に対する国民の理解が揺らぐこととなる。司法当局による真相の徹底した解明を求めたい。

 同時に、こうした悪質な制度違反については、政党としても看過できることではなく、助成法の厳格な運用方法などについて政治改革本部等で議論を進める。同時に、民主党自体の助成金の使途等についてもこれまで適正な運用について万全を期しているが、さらに国民の誤解を招くことのないよう、指導を徹底していきたい。

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