民主党代表 菅 直人
本日(米国時間22日午後)、小渕総理とクリントン米国大統領の間で日米首脳会談が行われた。小渕総理就任以来初めて行われた日米両首脳の会談で、日米両国の友好協力関係と日米関係の重要性が再確認されたことについては率直に評価したい。
金融問題については、本会談において米国サイドからいくつかの要請を受けた模様である。しかし、それに対する小渕総理の回答は、現時点で伝わってくる内容から判断する限り、非常に曖昧なものあり、先週のわが党との合意内容に沿ったものであるか不明である。総理の帰朝報告を待って国会等の場で議論するとともに、総理の対処方針を注視していきたい。
両首脳間では、北朝鮮問題をはじめ、安全保障の問題についても意見交換がなされた。民主党としても、北東アジア地域の安全保障環境の変化や米中関係の行方等を十分に検討しながら、我が国の外交・防衛方針について国会での議論を深めていく。
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