トップ > ニュース
ニュース
ニュース
1998/09/04
防衛庁装備品納入をめぐる巨額背任事件について(談話)
記事を印刷する

民主党 幹事長 羽田 孜

 防衛庁の元調達実施本部副本部長らによる背任事件で、本日東京地検特捜部は、元同本部長で元防衛施設庁長官の諸冨増夫容疑者を背任容疑で逮捕した。諸冨容疑者には、東洋通信機の水増し代金の返還額を不正に圧縮し、国に16億8千万円もの損害を与えた容疑がかかっている。

 装備品調達の最高責任者が逮捕されたことで、防衛庁が組織的に不正を行っていた疑いが強く、極めて悪質で重大な事件である。早急な真相究明と厳正な処分を求める。

 こうした組織的不正を防衛庁内の内部監査で事態を究明できなかった点について、防衛庁長官の監督責任が問われるのは当然である。今後こうした不正を防止するために、防衛装備品の調達の方法と決済のあり方の抜本的見直し、防衛庁退職者の関連企業への天下りの禁止などの措置を早急に講ずる必要がある。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.