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1998/07/10
予算編成権を使った恫喝選挙中止の申入れ
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内閣総理大臣 橋本龍太郎殿

民主党代表 菅 直人

 本来、選挙は政策論争を通じて争われるべきものである。しかし、橋本政権は減税問題で外圧と選挙目当ての打算から恒久減税でもするかのような発言をしながら、その内容を一向に明らかにせず、民主党が求めた党首公開討論の実現も避けたままである。

 その一方で、自民党は、選挙で自民党を応援しなければ補助金は出さないと、予算編成権を使って知事や市町村長を介して圧力をかけ、恫喝しているとの話を全国各地で聴いている。こうしたやり方は断じて許されないものである。

 総理に対し自ら実状を調査し、直ちにそれを中止させるよう強く申し入れるものである。

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