民主党幹事長 羽田 孜
本日、東京地裁民事第11部及び第19部において、国鉄改革に伴う1047人のJR不採用事件についての判決が言い渡された。
この10年余におよぶ紛争の間、再三にわたり、運輸大臣、労働大臣並びに中労委は、労使双方に対し、話し合いのテーブルにつくよう、働きかけてきたがいずれも実現しなかった。
本日のこの判決の機会を逃がせば、解決への途がさらに遠のくことが懸念される。会社・組合双方はこの判決を契機に、当事者はもちろんのこと、家族や子供たちの将来を考え、人道上からも一日も早い解決を行なうよう、誠意を持って解決をはかる姿勢を示すべきと考える。
また、政府は関係当事者を話し合いの場に着かせるなど、早期に解決が図られるよう努力することを強く要望する。
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