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1998/05/13
インドの2度目の核実験に厳重に抗議する(党声明)
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民主党

本日、インドは再び地下核実験を実施した。一昨日の核実験に対する日本や国際社会の抗議の声を無視し、インド政府が愚行を繰り返したことは、平和を願う諸国民の願いを踏みにじるものである。

日本は唯一の被爆国であり、民主党はあらゆる核実験と核兵器の開発に反対している。一連のインドの核実験は極めて遺憾であり、怒りと憤りを持って同国に強く抗議するとともに、同国が将来にわたって核実験と核兵器の開発・配備を行わないこと、核拡散防止条約(NPT)と包括的核実験禁止条約(CTBT)に即時加盟すること、を強く要求する。

今回の一連の核実験は、その目的の如何に関わらず、同国を国際平和に対する挑戦者と位置づける蛮行である。また、インド政府の行動は、冷戦後の国際社会に核兵器開発競争を惹起する可能性があり、同国を含む世界の安全保障環境に対する悪影響は計り知れない。

インドの核実験に反対する国際社会とも協調しながら、無償資金協力の停止にとどまらないODAの全面見直し、大使の召還など断固とした処置を取ることを、日本政府に強く働きかける。また、国際社会に対しては、核軍拡競争の誘惑に負けない自省を求めたい。

民主党は、衆参本会議においてインドの核実験に抗議する国会決議の採択を図るとともに、国内外にわたる抗議運動を展開していく。国連において同国に対する制裁・非難決議を採択することも、政府に提案していきたい。

以上

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