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1998/05/12
インドの核実験実施について
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民主党幹事長 羽田 孜

1. インドは、昨日24年ぶり2度目の地下核実験を実施した。この核実験は、核軍縮を願う日本と国際社会の声を無視し、冷戦後の国際社会に不安定をもたらすものであり、極めて遺憾である。インドが今後核開発を速やかに停止し、核拡散防止条約(NPT)、包括的核実験禁止条約(CTBT)に参加することを強く求める。

2. 同国パジパイ連立政権の与党であるインド人民党は、政策綱領で核兵器の導入を選択肢として検討するとしている。このような考え方は地域と国際社会に核軍拡競争をもたらす危険をはらんでおり、断固容認することはできない。

3. 同時に、日本政府は、周辺諸国を含めた南アジアの安全保障環境の改善のために努力していくべきである。また、現核保有国に対しても、臨界前核実験の停止を含め、更なる実質的な核軍縮に向けた取組みを求めるべきである。

以上

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