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1999/11/30
アジア歴史資料整備事業の推進について(談話)
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民主党 ネクスト・キャビネット大臣
外交・安全保障担当 伊藤 英成


 本日、政府はアジア歴史資料センターを開設し、国の機関が保管するアジア歴史資料のデータベースを構築することを中心としたアジア歴史資料整備事業の推進について閣議決定した。

 我が国が歴史資料を積極的に公開する姿勢をとることは、アジア諸国との信頼関係を構築する上で極めて重要である。また、「アジア歴史資料センターの設立検討のための有識者会議」は、センターは我が国とアジア近隣諸国等との間の近現代史に関する資料を幅広く、片寄りなく収集し、これを内外の研究者をはじめ広く一般に提供すべきであると提唱している。
 しかし、政府が国内の公文書及び私文書等だけを収集の対象としていることは、残念である。諸外国からの資料収集をめざし関係各国に協力を求めるとともに、資料の展示についても実現に向けて検討していくべきである。

 また、民主党は、国立国会図書館に恒久平和調査局を設置し、先の大戦とそれに先立つ一定の時期における惨禍の実態を明らかにし、国民の理解を深め、アジアをはじめとする国々との信頼醸成に寄与することを目的とする国立国会図書館法改正を共同提案しており、その早期成立を求める。

以上

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