民主党ネクスト・キャビネット大臣
外交・安全保障担当伊藤英成
報道によると、詐欺・公文書偽造、同行使、詐欺未遂事案で逮捕されていた元防衛施設庁職員が斡旋収賄容疑で再逮捕され、またこれに関連し、防衛庁調達実施本部(東京)が、本日大阪地検特捜部によって強制捜査を受けたとされている。
先般のオウム関連企業の防衛庁通信処理装置への関与を見抜けなかったことは言うに及ばず、防衛庁調達実施本部をめぐる度重なる不祥事は、一昨年来の調達不祥事事件、燃料談合事件等に引き続くものであり、防衛庁の言う抜本改革が正に画餅に帰したものであり、防衛行政に汚点を残すものと断ぜざるを得ない。
職員及び調本に地検の捜査が入ったのは、国民からすると「またか」という印象は拭えず、猛省を促すものである。警察庁、農水省とうち続く公務員の不正事案は、そのモラルの低下を如実に示すものであり、政府の監督責任も問われるものである。
民主党は、本件の真相究明と断固たる綱紀粛正を求めるとともに、防衛行政に係る政治・行政上の責任を徹底的に追及していく。
以上
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