民主党 ネクスト・キャビネット大臣
外交・安全保障担当 伊藤 英成


　本日、政府は、(1)日朝国交正常化交渉本会談を本年４月前半に平壌において再開すること、(2)日朝赤十字会談を３月１３日に北京で開催すること、並びに、(3)北朝鮮に対してコメ１０万トンを国連の世界食糧計画（ＷＦＰ）を通じて援助することを発表した。

　民主党は、これまで日朝政府間交渉の早期再開を求めてきたことから、今回の交渉再開の合意を評価するものである。

　但し、政府は、人道的観点に加え、日朝関係を前進させることを期待して、コメ支援の実施に踏み切るとしているが、拉致疑惑やミサイル問題等に基づく国民感情に深く配慮した取り組み・交渉をすべきである。また、日本側の今回の措置に対し、北朝鮮側に誠意ある対応を強く求める。

　朝鮮半島ならびに北東アジアの平和と安定のためにも、米国・韓国とも十分連携を取りつつ、今後とも政府が、日朝間の諸課題の解決に向け、国交正常化交渉を粘り強く進めていくよう求めるものである。

以上