熊谷弘幹事長代理は20日の定例記者会見で、小渕前首相入院以降〜森首相誕生までの不透明な動きについて、「天皇陛下のご病気のときですら医師団の発表があったのに、なぜ前首相の場合にはないのか。民主主義のありようにかかわる問題だ」と述べ、自民党の秘密体質を厳しく批判した。
熊谷幹事長代理は、「好きこのんでこの問題を取り上げ続けているわけではない」と断ったうえで、「青木官房長官が首相臨時代理に任命されるいきさつや、それについての記者会見と国会答弁などとの食い違いについて疑問がいまだに払拭されていない。政府は事実をはぐらかして逃げている」と指摘。さらに「国際社会からも日本の民主主義に対する疑いをもたれる状態を招いている。政府は早く事実を説明すべきだ」と主張した。
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