民主党幹事長 羽田 孜
今回の日露首脳会談では、平和条約に関する共同声明をはじめ両国の友好関係の更なる発展と交渉の継続などが合意された。一方、懸案の北方領土問題については、両国政府は日ソ共同宣言(56/10)からモスクワ宣言(98/11)を含む諸合意の結果を確認したが、双方の主張は隔たったままである。
本日午後、鳩山代表と私は、プーチン大統領と率直な意見交換を行い、両国政府が、関係各国とも連携し、北方領土島民の生活改善やシベリア開発などを通じ、両国の友好関係を一層促進していくことを提案した。
両国政府は、今回の会談をもとに、引き続き真剣な交渉を続け、1日も早く領土問題を解決し、両国関係のみでなく国際社会の安定に資するために、平和条約の締結につなげていくべきである。
以上
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