外交・安全保障担当大臣 伊藤 英成
本日、防衛研究所の三等海佐が、在日ロシア大使館駐在武官に対し、自衛隊内部の機密情報を渡していた疑いで逮捕された。極めて遺憾なことである。
ロシア駐在武官は、軍参謀本部情報総局の所属といわれ、防衛機密情報の漏洩は、我が国の安全保障の根幹を揺るがしかねず、国民の防衛に対する不信を招く重大な不祥事であり、深刻な憂慮すべき問題である。
早急に事件の全容を徹底的に解明し、関係者の厳正な処分を実施するとともに、防衛庁における機密情報の管理体制を厳密に見直し、自衛隊員の意識改革も含め、再発防止に向けた抜本的な対策を講じるよう強く求めるものである。
以 上
|