小沢一郎代表は30日、2日目を迎えた民主党「女性議員ネットワーク会議」に参加。女性議員代表から「女性議員ネットワーク会議アピール」および「女性議員ネットワーク 平成19年年間活動計画」(下記ダウンロード参照)を受け取るとともに、挨拶に立った。
大きな拍手で迎えられた小沢代表はまず、「先般の参議院選挙、お力をいただき、いい結果となった。感謝申し上げる」と謝意を表明。同時に、一丸となって力を尽くせば実現できるという証明ともなったとの認識を示し、来る総選挙での活躍と協力を求めた。
また、4月に行われた統一地方自治体選挙で女性議員が前回比1・6倍の当選数となった点について、「女性議員がいっぱいになったのは喜ばしいことだ。同じように、地方(議員)の皆さんが増えたのは大変よかった」と指摘。一方で「元の数が少ないわけだから1・6倍といってもまだまだ自民党系と比べて少ない」として、さらなる躍進を期待したいとした。
小沢代表は、臨時国会について、「この国会は、われわれに期待して投票してこられた国民のみなさんに、現実にはっきりとアピールできる最大のチャンス」だと表明。参議院において野党が過半数を得た状況のもと、国民のサイドに立った法案を参議院で可決していくことを強調。「それに対して衆議院・自公はどうするのだという構図にしていかなければならない」と語った。
同時に小沢代表は、参院選における民意に反する形で首相の座にとどまった安倍首相について、「議会制の本旨を理解しておられないのかと思う」と指摘。首相自身が辞めない、そして政府与党も辞めさせない状況にあって、臨時国会は大きな政治の転換点になる可能性があると指摘。テロ特措法、年金、政治資金規正法などの問題について、参議院を中心に民主党の考えを明示し、国会で新たなる国民の審判を仰いでいくと語った。
最後に「その結果いかんでは衆議院選挙となる」とも述べ、「政権への道だということでお力添えを」と続け、参加議員に新たな支援を要請した。
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