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2000/10/06
中東和平について(談話)
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外交・安全保障担当大臣 伊藤 英成

アメリカ等を仲介者とする中東和平交渉が、聖地エルサレムの帰属問題で頓挫していた中、イスラエルの野党指導者の強引な東エルサレム訪問によって、イスラム教徒が反発、流血の事態を招いている。

衝突鎮静への暫定合意がなされたものの、パレスチナでは主戦論が台頭しているとも言われ、現地の情勢は不穏さを増しており予断を許さない情勢と伝えられている。和平合意が不調に終われば、騒乱が一気に他の周辺地域に拡大することも懸念されるものであり、民主党は、この事態を深く憂慮している。

中東和平に対しては、欧米諸国を含めた歴史的、宗教的、民族的な要因が複雑に絡んでいることから、日本政府としても、この地域の安定を図るため、交渉当事者の和平実現のための努力を強力に支援すべきである。つい先日までは和平合意が目前に来ていた現実を思い起こし、イスラエル、パレスチナ両交渉当事者に対し、和平実現のための冷静な話合いと自制を求めるものである。

以 上

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