外交・安全保障担当大臣 伊藤 英成
米国と北朝鮮は、12日、「共同コミュニケ」を発表した。
今回の米朝合意は、朝鮮戦争以来の敵対関係を脱して新たな関係樹立を目指すことを謳っており、これは、北東アジアの緊張緩和を大きく前進させる歴史的なものとして、歓迎したい。「共同コミュニケ」に謳われた米大統領訪朝などが、今後着実に実現され、より一層朝鮮半島の安定が進展することを期待する。
一方、米朝間で議論されている核・ミサイル問題やテロ問題などは、わが国にとっても極めて重要な課題である。わが国政府は、米国・韓国とこれまで以上に十分連携を取りつつ、対応していくべきである。
また、今月30日から北京において開催される第11回日朝国交正常化交渉においては、焦ることなく、しっかりと日朝間の諸課題の解決に向け交渉を粘り強く進めるよう政府に求めるものである。
以上
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