外交・安全保障担当大臣 伊藤 英成
本日、米国大統領選挙において、歴史的な大接戦とそれに続く一連の法廷闘争の後、ようやく共和党ジョージ・ブッシュ氏が次期大統領に選出された。同氏に対し、心から祝意を表したい。
冷戦後、新たな国際秩序が模索され、朝鮮半島などをめぐる国際情勢が大きく変化する中で、日米関係がもっとも重要な二国間関係であることに変わりはない。選挙戦を通じ、ブッシュ氏は、日米同盟の強化を外交軸に中露両国を牽制するとともに、地域紛争などへの米軍の過剰介入には消極的な立場を主張するなど、これまでの民主党政権とは違う姿勢を示してきた。
米新政権の外交姿勢は今後明らかになるであろうが、わが国政府は、米新政権との間でこれまで以上に緊密な対話を図りつつ、より自立的・主体的な外交を展開し、真のパートナーとしての関係を構築すべきである。わが党は、在日米軍基地問題、朝鮮半島情勢への対応、核やミサイル防衛問題など様々な外交・安全保障上の課題解決に向けて積極的に取り組んでいく。
以 上
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