民主党 ネクスト・キャビネット
外交・安全保障NC大臣 伊藤 英成
中国政府は、中国に輸入される日本製の自動車、携帯電話・自動車電話、空調機の三品目について、近く特別関税を課す方針を決定したと発表した。わが国がこの4月にネギ、生椎茸、畳表(い草)の三品目について一般セーフガード(緊急輸入制限)措置を発動していたことに対する中国側の報復措置と考えられる。
現時点では、特別関税の課税数値、課税の実施時期等について明らかではないが、中国側の狙いは、日本側に11月8日までの二百日暫定発動を早期に取り下げさせること、及び11月以降の通常発動を牽制することにあると思われる。
民主党は、中国のWTO加盟を控えたこの時期に、中国がWTOの原則に外れる措置を取る決定を下したことは好ましいことではないと考える。政府間の話し合いで解決できる余地はあり、日本側の調査を早め、その結果を踏まえた冷静な対応措置を講じるよう望むものである。
以上
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