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2007/08/30
ドイツ連邦議会超党派議員団来党、テロ特措法等で意見交換
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 ドイツ連邦議会超党派議員団が30日午後、民主党本部を訪れ、テロ対策や環境問題などについて、山口壯『次の内閣』ネクスト外務大臣ら党国会議員と意見交換した。

 山口ネクスト外務大臣ははじめに、「お越しいただき光栄」と謝意を示し、大きく変わろうとしている政治状況の中、21世紀においても日本とドイツとの協力関係の重要性を強調した。

 山口ネクスト外務大臣は、民主党がテロ特措法の延長に反対の意を示していることについて、日本では日本に直接関係のない地域へ軍事力が派遣されることについて法的根拠がないことを改めて指摘し、「国連決議でオーソライズされたものがあれば積極的に参加する余地がある」と言明。米国の中東政策、イスラム政策を並行して行う必要性を述べ、「テロとの戦いに反対しているのではなく、本当の意味での解決を望んでいる」と強く表明。その点にも互いに協力し、米国に対して要請していこうと呼びかけた。

 会談ではこのほか、地球温暖化問題に対する環境政策、再統一による格差対策などについて有意義な意見交換がなされた。ドイツ議員団側からは、今後の民主党選挙対策について質問があり、長妻昭衆議院議員が「国民の生活が第一」をモットーに、生活する立場に立った制度をつくり、ムダ遣いを正すことで社会保障を充実させていく方針を主張。「実現すれば必ず支持は得られる」との認識を示した。

 最後に議員団を代表して挨拶したノルベルト・レトゲン議員は、「重要な分野について貴重な意見をありがとう。これからも国のために重要な取り組みを期待する」と述べ、今後の日独の友好的な関係を約束した。 

 会談にはこのほか、広中和歌子参議院議員、ツルネン・マルテイ参議院議員、吉良州司衆議院議員、白眞勲参議院議員が出席した。

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