菅政調会長は24日、予算委員会の質問を終えて会見し、「森首相は、内外の問題を聞いても自分がどう考えるのか全く答えない」と批判。また前首相入院をめぐる経過について「官房長官は最初の記者会見と国会答弁が食い違っている」と述べ、官房長官の辞職を要求した。菅政調会長は、「首相在職中の病状を発表するのはプライバシーの問題ではない。医師団の招致を要求する」と改めて強調。さらに「官房長官の説明には無理があり、明らかに情報操作をしている。同情が集まっている間に選挙をやるため、前首相の病気を二重、三重に利用している」と述べ、自民党と森首相を批判した。
川端達夫国対委員長も同日の会見で、首相の答弁について、「まさに蜃気楼(しんきろう)政権。政治のあり方や国の情勢をどう認識しているのか何も見えない。国民の不安を晴らす責任のある国の長として不適切だ」と指摘した。
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