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2001/11/30
外相の外務省裏金問題最終報告と処分発表について(談話)
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民主党 ネクスト・キャビネット
NC外務大臣  鹿野 道彦

本日、外相が外務省による裏金問題への最終報告と処分を正式に発表した。2億円を超える巨額の血税を、長年にわたり裏金としてプールしてきた外務省の体質と倫理感覚の欠如、問題の根深さに改めて驚きと激しい怒りを禁じえない。

今回の処分は、外務省による不正な公金流用の氷山の一角に対応したものでしかない。会計検査院も、本日、外務省の調達契約事務が適正に行われていないことを指摘し、調達契約にあたる体制を抜本的に改めるよう求めている。機密費疑惑、在外公館の不透明な資金使途など、未だ解明されていない問題も多い。さらに、これらの問題解決のために、心からの反省に立って、外務省が人事、組織、手続きなどの抜本的な改革を本気で行っているという姿勢はまったくみられない。

このような外務省の姿勢は、深刻な外交課題が山積する中で、日本外交を著しく停滞させるばかりか、信頼回復を遅らせ、さらに国益を損なうものであり、深い危機感を抱く。民主党は、今回の外相の表面的な報告に惑わされることなく、わが国外交が真に力を発揮できるような体制を確立するために、外務省の意識刷新や組織改編など、再発防止に向けた抜本的な改革に向けて、徹底的に検証をしていく。

以 上

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