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2001/01/30
「日本の未来への受け皿になろう」両院議員総会で鳩山代表が決意
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第151回通常国会の開会を翌日に控えた30日、民主党は両院議員総会を開き、KSD事件、外交機密費流用疑惑など政府与党の不祥事の追及と、政権交代可能な能力をアピールする政策論争への決意を新たにした。

 会の冒頭、鳩山由紀夫代表が挨拶にたち、開口一番「日本の未来の大きな受け皿に私たちがなろうじゃないか」と強調。そして、スイスのダボス会議への出席を報告する中で、「日本の政治は口先ばかりで現実感を伴わないと思われている。森首相の演説は日本への不信感を払拭するばかりか、かえって助長する結果になった」として、「これは日本の政治全体への不信感だ。これからの通常国会で国民から世界に通ずる民主党の姿を喧伝していただけるよう努めなければならない」と決意を示した。

 また、野党4党が結束してKSD事件、外交機密費流用疑惑の追及を行うと同時に、「民主党ならどういう日本を、世界を、未来に示すのか、その答えをこの半年の間に用意しなければならない」として、「民主党の姿に期待感をもっていただけるよう、積極的に誠心誠意努力しようじゃないか」と呼びかけた。

 続いて、久保亘参議院議員会長が「森首相のダボスでの演説を聴いて私は大変驚いた。この人は今の日本の危機をどう感じているのか、日本経済の現状をどう認識しているのか。日本の危機を克服するためにこの通常国会の持つ意味は非常に大きい。そして、この夏の参議院選挙を勝利して、次の総選挙に向けて政権交代への道を大きく開くように努力しなければならない。これまで主権者に対して政権交代の選択肢を明確に政策を伴って示し得なかった野党の責任を重く感じながら、この国会を通じて克服していきたい」とあいさつした。

 次に、菅幹事長は、「この国会は参議院選挙そのものだ。前哨戦ではなく、この国会での勝負がそのまま参院選挙につながっていく。そしてその後に来る政権交代への闘いにつながっていく」との認識を持つよう求めた。

 その上で、この国会での目標として、(1)民主党が政権を担うに足りる、信頼される政党である姿を、国会内外のあらゆる活動を通じて国民の皆さんに伝える(2)自民党を中心にした与党のKSD事件、外務省機密費、有明海の問題など、今の与党の政治を白日の下にさらけ出して、その問題を徹底的に国民の前に示す――の2つを示し、「これらを完璧に推し進めることが、この国会を次の選挙の勝利に結びつける」と強調した。
最後に菅幹事長は「ねばり強く、衆参が一体となり、野党4党の連携をしっかりと強めながら闘いたい」と締めくくった。

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