トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2001/01/31
「反省なき空虚な作文」鳩山代表が森総理の施政方針演説を批判
記事を印刷する

通常国会が開幕した31日、民主党の鳩山由紀夫代表が会見し、同日行われた森喜朗首相の施政方針演説について「過去の反省を欠いた空虚な言葉の羅列だ」と強く批判した。

 会見の冒頭、鳩山代表は、「総理は演説の中で、いみじくも“すべての源は『人』だ”と述べたが、その総理自身が『人』として問われていることに気付いていないところに問題がある」と指摘。そして、「言葉だけが一人で走っており、とても空虚な気持ちになった」と全体の感想を語った。

 その理由について鳩山代表は、日本の新生を唱えながらも過去に対する厳しい反省や責任意識がまったくないことを挙げ、経済政策についても、景気に軸足をおいてを進めるとしているだけで、現状についての厳しい認識や、財政構造改革をいかに実現するかについては一切示していないことを指摘した。

 また、総理がKSD問題の真相究明に触れなかったことについても批判。機密費流用問題も含め、このような浅い反省では国民は決して許さない、と力を込めて語った。

 最後に鳩山代表は、「演説の結びで“もう、先送りは許されない”と述べていたが、実際にはすべての問題を先送りする内容で、新しい日本のイメージも何も伝わらない」と述べ、自らは代表質問において、競争と協力の両立による21世紀の日本の姿を訴えていきたいと抱負を語った。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.