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2002/01/25
平成13年度第2次補正予算について
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政調会長 岡田克也

 平成13年度第2次補正予算について、1月24日のNCにおいて一任されました。これを受け、主に以下の理由で反対することと致しましたので、ご報告致します。

* 2次補正予算は看板こそ「改革推進」を掲げるものの、内実は「隠れ借金」を財源とした、従来型公共事業のバラマキである。需要不足を従来型公共事業によって補うというのが本補正予算の本質であり、これによって景気が回復することはない。この補正予算によって、経済無策のまま、自民党抵抗勢力に屈した小泉首相の姿が明らかとなった。 

* 民主党は昨年秋の1次補正段階において、雇用の安定を実現するため、政府の対策の不足を指摘し、その一層の拡充を提案したが、その重要性は現在でも何ら変わりはない。今政府が取り組むべきことは雇用を中心とする、より本格的なセイフティネットを張ることによって、国民の安心感を高め、もって一層自由な経済活動に取り組む環境を構築することである。そのためにはその場しのぎの需要を追加することではなく、本予算をもって本格的かつ継続的な雇用対策に取り組むことが必要である。

* 補正予算の中身であるNTT株活用事業にも大きな問題がある。歳出の太宗を占める無利子貸付補助金型は、危機的な状況にある地方財政をさらに悪化させ、また無利子貸付収益回収型も、情報開示が不十分な上に、結果的に損失を自治体の一般会計で補填する事例が多い。

 以上のような理由により、2次補正予算に対して反対することと致しました。残る補正予算審議及び本予算審議等を通じて政府の無策を指摘し、民主党の考えを主張して行きたいと思います。ご協力のほど、お願いいたします。

以上

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