民主党ネクストキャビネット
教育・科学技術担当大臣　松沢 成文

本日、午前１０時３０分、文部省宇宙科学研究所のＭ５ロケット４号機が打ち上げに失敗した。本日の打ち上げに先立ち、昨日には単純ミスによる打ち上げ延期を決定するなど、相次ぐトラブル後の打ち上げ失敗は、昨年１１月の宇宙開発事業団Ｈ２ロケットの失敗と酷似しており、改めて大きく国民の期待を裏切る結果となった。

宇宙科学研究所ロケット打ち上げは９５年にも失敗しているが、先例の反省を欠き、開発に取り組む行政の弛緩と一貫性の欠如を指摘したい。

Ｈ２ロケット打ち上げ失敗により、宇宙ビジネスへの参入を厳しいものした事に続き、研究用ロケットのつまずきは日本の宇宙開発技術力と“国産ロケット”への信頼を著しく失墜させてしまった責任は極めて重大である。

民主党は中曽根文部大臣・科学技術庁長官をはじめとする政府関係者に猛省を促すものである。一刻も早い事故の原因究明と信頼回復に懸命に取り組まなければならない。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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