民主党代表　菅 直人

　本日、小泉再改造内閣が発足した。総選挙までの僅かな期間とはいえ、わが国の舵取りをこれら大臣が担う以上、低迷する経済の立て直しなど、背負う責任は重大である。国民のためにしっかりと仕事をしてもらいたい。

　ただし、小泉総理と他の閣僚との間で、例えば郵政民営化など、政策の大きな方向性すら全く一致していないと思われる課題がある。はたして総理の指示に各閣僚が従うのか、面従腹背となるのか、今後の総理・各閣僚の言動を厳しく注視したい。

　われわれ民主党は、国民の皆さんに、政権交代の実現以外に日本の現状を打破し改革を断行することはできないと、改めて強く訴えたい。政権公約／マニフェストも、既に国民の皆さんにお示しした。民主党が政権を得た時は、内閣と党が一体となり、国民に約束した改革を着々と実施していく。その準備は既に完了している。

　政府・与党としても、全ての政策課題に関して明確な政権公約／マニフェストを提示してもらいたい。そのうえで、われわれ民主党は、来るべき総選挙において、国民の前で正々堂々と政策論争を戦わせたうえで勝利を収め、政権交代を実現したい。

　小泉総理には、速やかに政権公約／マニフェストを提示するよう、改めて強く求めたい。

以 上