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2003/07/28
第156回通常国会を終えて(談話)
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民主党代表 菅  直 人

本日、190日間の通常国会が閉会した。今国会で、民主党は、徹底した審議を貫きつつ、野党初の独自予算案、党緊急事態法制案を踏まえた有事関連法案への対案・修正案、個人情報保護法案での野党4党対案、ヤミ金融規制強化など、政権交代可能な責任政党として自らの政策を明確に国民に示し、小泉・自公政権と厳しく対決してきた。

一方、小泉・自公政権は、わが国の危機が深刻化する中、政権内での抵抗勢力との不毛な対立を演出するのみで、低迷する経済に全く無為無策であるばかりか、公約した「改革」は骨抜き、先送りで実行せず、そのツケを国民に押し付けてきた。「政治とカネ」の問題も、政治資金の不透明化など政治改革に逆行している。さらに、「イラク特別措置法案」は、戦闘状態のイラクに、なし崩しで自衛隊を派遣する欠陥法案であり、最終的に野党が廃案を求める中、支離滅裂な答弁に終始した上、強行成立に及んだ。無責任極まりない小泉・自公政権が、もはや政権を担う任に堪えないことは誰の目にも明らかである。

今求められるのは、国民と公約した必要な改革を着実に実行する政権の樹立である。政官業癒着の上に成り立つ小泉・自公政権には、この危機から日本を救う改革など到底できない。民主党は、マニフェスト(国民との政権公約)を掲げて政権の選択肢を示し、首相・内閣・与党が一体となって改革を遂行する政権をつくる。政権交代なくして真の改革は実現できない。民主党は、今こそ「強い日本」をつくる国民政権樹立のために、来るべき総選挙に向けて、総力を結集していく。

以上

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