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2003/05/20
KSD事件・村上元参議院議員への一審判決について(談話)
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民主党・総務ネクスト大臣
玄葉 光一郎

 本日午前、東京地裁は旧「ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団」(KSD)側から、7,000万円余を受け取ったとして受託収賄罪に問われていた村上正邦元参議院議員に対し、懲役2年2月の実刑判決を言い渡した。

 KSD事件は、自民党参議院の中枢にして、派閥の領袖が汚職にまみれていたということをもって、まさに自民党の金権体質の象徴であり、政治不信を高めた許しがたい犯罪である。その後の政治家による不祥事の多発をみても、村上元参議員や小山元参議員にとどまらず、木村義雄厚生労働副大臣をめぐる疑惑など、自民党全体に政官財の癒着構造は蔓延しており、厳罰は当然である。

 一日も早く、政治に対する国民の信頼を回復するためには、民主党が提出している政治資金規正法改正案等を早期に成立させ、政治資金の透明化を図ることが必要であり、早急に審議日程にのせるべきである。
 同時に与党3党が、金権政治・汚職への反省もなく、企業献金等の公開基準の緩和を企図していることは、KSD事件・長崎県連事件を風化させ、政治改革と逆行するものと断ぜざるをえない。

 民主党は、これまで以上に自民党に対し、その本質である金権体質を改めて問うとともに、厳しくその政治姿勢を追及していく。

以上

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