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2003/03/31
大島理森農林水産大臣の辞任にあたって(談話)
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民主党幹事長 岡田 克也

 本日、大島理森農林水産大臣が小泉総理に辞表を提出した。大島農水大臣をめぐっては、昨秋以来数々の疑惑が取り沙汰されながら、これまでそれらに対して十分な弁明がなされてこなかった。疑惑が晴れない以上、辞任は当然であり、いたずらに問題の引き延ばしをはかってきたことを考えれば、むしろ遅すぎたと言わざるを得ない。

 しかし、大臣を辞任したからといって、責任を免れないことは言うまでもない。与野党間ではすでに、衆・参の予算委員会で参考人招致を行うことが合意されている。この度の辞任は、取り沙汰されている疑惑について、自ら非があることを認めたことに他ならない。大島農水大臣が国会の場できちんと国民に対する説明責任を果たすとともに、自公保与党三党はこれまでの態度をあらため、疑惑の全容解明に協力すべきである。

 小泉総理は大島農水大臣の疑惑について他人事を決め込み、これまで同様にその解明に何ら指導力を発揮してこなかった。わが党としては、小泉総理の任命責任および監督責任を厳しく追及していく。同時に、今後も疑惑が晴れないようであれば、国会議員としての適性を問わざるをえない。

 自民党をめぐる政治とカネの問題が後を絶たないことは極めて遺憾であり、立法府の一員として国民に対する責任を痛感する。民主党は、再発を防止して国民の政治不信を払拭するため、いわゆるヤミ献金規制強化の検討に入るとともに、引き続き政治資金規正法の改正強化を追求していく。

以 上

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