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2002/06/14
健保法案の強行採決に強く抗議する(談話)
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民主党政策調査会長 岡田 克也
自由党政策調査会長 藤井 裕久
日本共産党政策委員長 筆坂 秀世
社会民主党政策審議会長代行 大脇 雅子

 本日、自民・公明・保守の与党三党は、野党不在の衆議院厚生労働委員会において、医療費の健保本人負担を3割に引上げることを柱とする健康保険法等改正案を与党単独で強行採決した。我々は、この言語道断な行為に対して激しい怒りを禁じ得ない。

 我々は、与党の民主主義・国会に対する冒涜とも言える委員会運営に強く抗議するとともに、このような採決は当然無効であり、撤回を強く求める。併せて、公正中立であるべき森英介・厚生労働委員長が、与野党合意のない日程を無理やり設定し、強引に採決を行ったことも極めて重大な問題であり、厳しく指弾するものである。

 もとより政府の健保法改正案は、医療制度の抜本改革をすべて先送りにして、患者に負担増を求めるだけの本末転倒の内容である。小泉総理がいう「3割負担が抜本改革につながる」という論理も、審議を通じても一向に明らかになることはなく、当然にして国民の理解は全く得られていない。

我々野党4党は、国民・世論を無視した政府・与党に毅然と対決し、今後とも国民の立場からの医療制度改革に取り組む決意である。

以上

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