民主党代表　鳩山由紀夫

　本日、参議院新潟補欠選挙・衆議院和歌山県第２区補欠選挙の投開票が実施され、参議院新潟選挙区補欠選挙では民主党が推薦した黒岩宇洋候補が、有権者の皆様のご支持により、見事当選することができました。
　しかし衆議院和歌山県第２区補欠選挙では、岸本健候補が、厳しい選挙戦の中で、相手候補を激しく追い上げたものの、一歩及ばず、惜敗の結果となりました。
いずれの選挙においても、民主党が推薦する候補者を最後まで応援して下さった有権者の皆様に、心から感謝と御礼を申し上げます。

　今回の選挙において、自公保政権は、この３つの選挙戦の勝利こそが、小泉内閣の「構造改革」の強い推進力となることを喧伝し、２つの国政補欠選挙においては小泉内閣への支持を強く有権者に訴えてきました。
　徳島県知事選挙を含めて、その結果は、自公保政権自体にまつわる金権腐敗体質を厳しく糾弾し、一向に進展を見せない、空虚な「小泉構造改革」に対する強い政治不信を表明し、責任性と実行力のある、新しい政治を求める有権者の明確な審判を突きつけるものとなりました。

　小泉内閣発足後１周年を経過して実施された、この選挙結果は、まさに今後の政局を転換させる重大な意義を持つものとなりました。今回の選挙結果に示された国民の小泉内閣に対する痛烈な審判を踏まえて、民主党は、後半国会の重大な焦点となる、有事法制や個人情報保護法案など重要法案の審議を一層徹底し、小泉内閣と厳しく対峙し、一刻も早い解散・総選挙を強く求め、政権交代をめざして全力を上げていくことを、改めて強く表明致します。