民主党代表　鳩山由紀夫

本日行われた徳島県知事選挙において、わが党が推薦する大田正（おおた・ただし）氏が勝利をおさめることが出来ました。応援をいただいた徳島県民のみなさま、そしてご支援いただいた全国のみなさまに心から感謝申し上げます。

今回の徳島県知事選挙は、現職知事の公共事業に関わる談合疑惑に関しての起訴・辞職を受けたものであり、まさに政治とカネのあり方が真っ向から問われた選挙でありました。大田新知事の誕生は、これまでの地方自治体における公共事業の決定システムのあり方に一石を投じるものであり、地域住民に対する行政の情報公開と新たなパートナーシップが大きく前進するものと確信します。

また、今回の徳島県知事選挙の結果は、一自治体の首長選挙の結果というだけではなく、あわせて実施された参議院新潟補欠選挙や、衆議院和歌山２区補欠選挙の結果とともに、一向に回復の兆しを見せない日本経済や、かけ声のみの構造改革に終始する小泉政権に対する有権者の不満の表明に他なりません。その意味でも今回の徳島県知事選挙での大田候補の勝利は、有権者が改めて発足一周年を経過した小泉内閣に不信任の回答を突きつけたものです。

民主党は、疲弊しきった日本経済の建て直しと抜きがたい国民の政治不信を一掃するためにも、小泉内閣の一刻も早い退陣を要求するとともに、早期の衆議院解散を求め、自公保与党三党を過半数割れに追い込み、政権交代を実現する決意を表明します。