民主党司法ネクスト大臣 江田 五月
本日午前、東京地裁は、いわゆるオレンジ共済組合事件で詐欺罪に問われた被告人友部達夫参議院議員に対し、懲役10年の実刑判決を言い渡した。求刑どおりの判決で、裁判所の厳しい判断が示されたといえる。
友部被告は、97年4月に参議院本会議において可決された議員辞職勧告決議に従わずに居座りつづけ、反省の色を見せない。倫理観の欠如に対して猛省をうながす。
一日も早く自ら議員辞職して、司法の判断に身をゆだねるべきである。また今日までに受領した議員歳費は、速やかに全額返還すべきである。
併せて、リクルート事件で受託収賄の有罪判決が既に確定している藤波孝生元官房長官に対する辞職勧告決議案についても、採決棚上げをやめ、直ちに決議すべきである。政治家が身内に甘くては、警察などの姿勢を批判できない。民主党は、友部事件の判決を契機に、引き続き政治倫理確立に全力を尽くすことを約束する。
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