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2001/10/24
与党選挙制度改悪合意を糾弾し、断固阻止する
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民主党 政治改革推進本部
本部長 鹿野 道彦

 本日、自民・公明・保守の与党3党派は衆議院選挙制度について、一部複数区を導入することで合意した。この合意は、先の政治改革に真っ向から逆行する歴史的な愚行であり、党利党略をもってわが国の民主主義を崩壊させるものに他ならない。我々はこの与党の行為に対し、筆舌に尽くしがたい憤りを感じる。

 与党合意案には、一片の哲学も理念もないばかりか、政治を担うものとしての自覚や矜持を捨て去ったものである。公明党のなりふり構わぬごり押しに対して、自民党が国民と民主主義を売り渡した「議席横領選挙制度」と断じざるを得ない。選挙制度は、民主主義の基盤をなすものであり、国民共有の財産である。これを姑息な党利党略でもてあそび、その結果意味不明の選挙制度に改悪をしようとする与党の行為は、国民を愚弄するものである。

 与党3党は、昨年も党利党略により、強引に参議院選挙に非拘束名簿式比例代表選挙を導入した。今回は自らが「3党連立の維持のため」と認める愚策を9月20日に合意し、その調整に行き詰まったため、さらに悪あがきを重ねたのが、今回の合意である。この過程を見れば、国民不在の自公談合政治が、国民の政治に対する信頼を完全に失墜させ、日本の将来を危ういものとすることは、明々白々である。

 民主党は、良識ある国民各位の怒り、総意の先頭に立ち、この与党合意の実現を断固阻止する決意である。

以上

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