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2001/02/22
村上正邦参議院議員の議員辞職について(談話)
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民主党代表 鳩山 由紀夫

本日、自民党の村上正邦参議院議員が、参議院議員辞職願を参議院議長宛に提出した。

村上前議員はKSD(財団法人「ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団」)疑惑の中心人物として当初から名前の挙がっていた政治家であり、今回の議員辞職によって、村上前議員にかけられた疑惑がいささかも晴れるわけではない。

むしろ、捜査の手が及ぼうとしているこの時期に議員辞職を決めたということは、自身にかけられた疑惑を自ら認めたことに他ならない。議員辞職は当然であるが、これによりKSDをめぐる疑惑はより一層深まったと言える。

また、本日の議員辞職には関係なく、28日に村上前議員の証人喚問を行うことが既に決められており、われわれ民主党は、他野党とともに、疑惑の中心人物である村上前議員を徹底的に追及してゆく。額賀衆議院議員の証人喚問についても、その実現を引き続き強く求めるものである。

KSD疑惑は、単なる一つのスキャンダルにとどまる性質の問題ではない。腐敗しきった自民党の体質そのものが現れたのがKSD疑惑であることを、国民の誰もが知っている。党費や秘書給与を肩代わりさせ、国民の血税であるはずの補助金を自分たちの都合のいいようにバラまく。このような「ザ・自民党」の腐敗した体質を、われわれ民主党は今国会及び次期参議院選挙で厳しく追及してゆく。

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