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2001/01/29
小山孝雄参議院議員の議員辞職について(談話)
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民主党幹事長 菅 直人

1. 本日、KSD(財団法人ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団)疑惑にからみ、受託収賄容疑で逮捕された自民党の小山孝雄参議院議員が参議院議長あてに議員辞職願を提出し、参議院議長もこれを許可した。これは、小山前議員が、自らにかけられた被疑事実を認めたことにほかならない。国民の厳粛な信託を受けた国政の場で、国民の代表者である国会議員が、国会質問をカネで売り買いした罪は断じて許されるものではなく、議員辞職は当然である。

2. しかしながら、小山前議員の罪は、議員辞職をもって償えるものではない。小山前議員は、疑惑の中心人物である村上正邦参議院議員の関与や自民党幽霊党員党費肩代わり疑惑について明らかにするために、証人喚問に応じるとともに、捜査当局に対し真実を語るべきである。

3. 村上議員はもちろんのこと、額賀議員についても、経済財政政策担当大臣辞任をもって一件落着とすることなく、われわれ野党が要求している証人喚問に応じるなどして、国民の疑問に答える義務がある。森総理及び自民党と連立を組む公明党や保守党も、議員辞職や閣僚辞任をもって疑惑にふたをするのではなく、徹底的な真相究明と責任の追及を行うべきである。

4. 森内閣の下での自民党政治家の逮捕は中尾栄一前議員を含め2人、閣僚辞任は3人にのぼる。政官業癒着・金権腐敗体質にドップリと浸かった自民党には、もはや自浄能力のかけらもないことは明白である。われわれ民主党は、他の野党と協力し、通常国会において森・自民党政権を徹底的に追及する。

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