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2002/07/15
宮路厚生労働副大臣の辞任について(談話)
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民主党厚生労働NC大臣
山本 孝史


 本日、厚生労働省の宮路和明副大臣が、帝京大学医学部の入試口利き問題によって国会審議を混乱させたとして、辞任した。宮路氏の辞任は当然であるが、まず任命権者の小泉総理が、毅然として、副大臣を更迭すべきではなかったのか。

 現在、参議院厚生労働委員会では、国民生活に直結する「健康保険法改正案」を審議中である。政府案は、抜本改革なき患者負担増の内容であり、我々はその廃案を強く求めている。小泉総理がいう3割負担が抜本改革という論理も、いまだに明らかになっておらず、さらに徹底した議論が必要である。そうした矢先の宮路氏の問題である。政府が法案の早期成立をいくら求めたところで、厚生労働省ナンバー2のこの体たらくでは、何をかいわんやである。

 さらに、宮路氏の進退が問われているこの週末、総理はのんきに京都見物である。宮路氏に対する処分を与党幹部にまかせ、まったくの他人事である。もはや小泉総理に日本国のリーダーたる資格はない。解散・総選挙を行い、国民に信を問うべきである。

 民主党は、帝京大学医学部の入試口利き問題の真相解明を徹底的に行っていく決意である。そのため、宮路氏と冲永荘一帝京大学総長の参考人招致を強く求める。仮に、自民・公明・保守の与党三党がこの問題にフタをし、我々の要求を拒否すれば、今後「健康保険法改正案」の審議には到底応じられないことを明らかにしておきたい。

以上

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