民主党の羽田孜特別代表は第154通常国会が開幕した21日の定例記者会見で、冒頭行われる第2次補正予算審議について、「2月危機・3月危機といわれるように経済情勢はすべての指標から見て厳しい状況にある。どう乗り切るか、日本にとってまさに正念場だ」と指摘。出先が見えない深刻な金融危機、経済危機をどうするか、国会で十分に議論すべきとの認識を示した。また、アフガニスタン復興支援についても、日本としてはどうかかわっていくべきか、目先だけでなく、息の長い支援の必要性を訴えた。
今後の国会運営について、羽田特別代表は「第一に野党結束が大事だ」と強調。「共闘について考え方を整理し、小泉政権に対峙するために協力していくことが必要だ」と指摘し、「政府・与党を律するだけの存在になってはならない」とした。第二には民主党が一致団結する姿勢を国民に示していくべきだとし、「大いに議論は尽くすが、話し合った先ではひとつにまとまるよう、議論を重ねていくことが大事だ」との見方を示した。
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