菅直人代表代行は6日午後、党本部で記者会見し、新執行部について、政策、政局、選挙の3つの課題に対応できる態勢だと語った。
5日に第3次小沢『次の内閣』として始動した新執行部に関して、菅代表代行は、「全員野球」「参議院を重視した布陣」「ベテラン、中堅、新人がしっかりとそれぞれの役割を担って配置されている」と分析。政策、政局、選挙の3つの課題に対応できる態勢が固まり、来週から始まる臨時国会へ臨むとした。
安倍内閣の新閣僚が次々と政治とカネの問題が指摘されている件にも言及。土地改良事業組合や農業共済組合などの役員の中に、現職の自民党議員名が数多く見られる点を山岡国対委員長が指摘していることにも触れ、「税金からの補助金を受ける組織の責任者や役員のポストを現職議員が占めていることは、税金の使い方を適正化する上で、大きな障害になっている」と見解を述べた。
そうした見解を踏まえて菅代表代行は、臨時国会を「税金のムダ一掃国会」と位置づけて、問題を徹底的に洗い出したいと表明。また、代表代行として、衆院選に向けた都市部の議席奪回・拡大への取り組みにも、高い優先度を置く考えを示した。
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