トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2003/10/10
国家的粉飾による公的資金投入の責任を問う(談話)
記事を印刷する

民 主 党 『次の内閣』
経済財政政策担当ネクスト大臣 仙谷 由人
金融担当ネクスト大臣     五十嵐文彦

1. 今年3月期に過少資本に陥り、株主責任も問われぬまま約2兆円の公的資金を投入されたりそな銀行が、9月中間期に1.7兆円という巨額な最終赤字を計上する見込みとなった。この巨額の追加損失は、本来3月期に処理すべきものであった。われわれが指摘したように、りそな銀行は債務超過だったという事実が証明された。

2. 小泉内閣は?務超過であったりそな銀行に粉飾決算を行わせ、預金保険法違反の公的資金投入による救済を強行した。まさに、小泉・竹中金融行政は、「国家的粉飾と欺瞞の金融行政」であることが白日の下にさらされた。小泉内閣の責任は極めて重大である。

3. さらに、小泉内閣は、りそなグループが、りそな銀行に投入された公的資金をグループ傘下の近畿大阪銀行や奈良銀行の救済に流用することも容認しようとしている。これは明らかに脱法行為であり、到底容認できるものではない。

4. 過去5年間で、銀行貸出は500兆円から400兆円にまで激減した。多くの中小企業が貸し渋り・貸しはがしに苦しみ、倒産に追い込まれた。民主党は、お金を貸せる銀行をつくるとともに、政府系金融機関の個人保証を撤廃するなど、中小企業金融の正常化を公約する。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.